地元の東庄町に、新しいコワーキングスペース「トゥーノーイシデショウ」ができたと聞きつけ、早速行ってみました!
目次
料金・利用時間
名称 | トゥーノーイシデショウ | ||
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公式サイト | https://toknow.jp/ | ||
営業時間 | 平日 9:00〜21:00 | ||
料金 | ドロップイン:1日 ¥1000 月会員:¥10000 |
アクセス
下総橘駅から徒歩1分。
(電車の本数が1時間に1本なので注意)
まさかこんなところに、コワーキングスペースなんてものができるとは・・・
広大なスペースにハイクオリティの設備
渋谷のIT企業か!
と思っちゃうくらい、おしゃれなデスクとインテリア。
こんなものが東庄に存在するとは・・・
1日作業してみて、ここが東庄だということを忘れてしまいました。
作業しやすいデスクとチェア
チェアはオカムラのビジネスチェア。
実は1脚あたり5万くらいするやつ。抜群の座り心地。
8時間くらい作業してたけど、全然腰が痛くなりません。
(普段は5時間くらいで腰がバキバキになっている)
デスクは幅広く使えて、隣の人とも十分に距離が取れます。
ただ、足下の棚はいらなくね・・・?と正直思いました。
(おへそをしっかり机につけて座る派だから、鉄板が膝に当たって痛い。)
1デスクには、こちらの電源タップとLANポートがついてます。
ウッド調でおしゃれですね。
LANポートにどれだけ需要があるかわかりませんが、コンセントとUSBポートの口が多いのはありがたい。
スマホ、ノートPC、タブレット、全部充電しても余りますね。
緑が多くて心地よいインテリア
施設のいたるところにグリーンが飾られていて、作業の合間に眺めていると目が癒されます。
実はオフィスとグリーンがあることのメリットは科学的にも証明されていて、視界の中に15%程度の緑があると、
- 集中力が上がる
- ストレスが低減する
- 知的生産性が高まる
などの効果があると言われています。
(バイオフィリックデザインという分野で、AmazonやGoogleのオフィスでも積極的に採用されている。)
バイオフィリックデザインでオフィス環境を改善
もう既に東庄町がグリーン満載の地域なんですが、パソコン作業の合間に植物を眺めていると、気持ちが落ち着きますね。
個室スペースはあるが、防音ではない
個室スペースはあるものの、天井は空いているので音は聞こえます。
音が漏れていい会議ならできますが、機密性の高いweb会議はできません。
web会議用に、音楽室の貸切させてもらえると便利かも。
wifiは爆速の500Mbps
fast.comにてwifi速度を計測したところ、 500Mbpsという驚異的なスコアを叩き出す結果に。
こんな早いwifi、はじめて見た・・・。
ちなみに、那覇市内のコワーキングスペースで計測したところ、だいたい60〜70Mbpsが平均的でした。
作業していてもストレスを感じることはなく、安定してこの速度が出ているようです。
使いやすさも抜群
駐車場も十分なスペース
駐車場は、元小学校だけあって十分なスペースがあります。
コンクリートの駐車場だけでも15台くらい停められそう。
グラウンドにも車を乗り入れていいなら、100台は余裕でいけると思います。
利用者には屋上も開放!利根川の景色が一望
コワーキングスペース利用者は屋上に上がることができます。
- 天気の良い日はランチを食べる
- 頭が疲れたからボーッとする
- 聞かれたくない内容の電話をする
など、いろんな使い方ができそう。
小学校時代は屋上への侵入は許されなかったので、テンション上がりますね。
ランチ難民になるのが欠点か?
石出小学校周辺というか、そもそも東庄町に飲食店の数が少ないです。
うなぎ屋や蕎麦屋などは近くにありますが、
ランチメニューがあるか不明ですし、毎日利用するランチなら金額は抑えたいところ。
一応、徒歩1分の駅前にちょっとしたパンやお菓子を売っている商店はあります。
このあたりのランチ事情を、現場のスタッフの方に聞いてみてところ
「まだ準備中なのですが、週に2〜3回家庭科室を使って500円ランチを提供できるようにしたいと思っています。」
とのこと。
サラリーマンのランチにはありがたい価格!
利用者が少ないのでまだ実現は難しいかもしれませんが、近隣の住民の方々も招いてそれなりに数が売れそうなら、実現もあり得るかもしれません。
東庄にコワーキングスペースがあるということ
地元民だからこそ言えちゃいますが、こんな田舎にコワーキングができるのは本当に革命です。
東庄町には、そもそも電源とwifiのあるカフェすらありません。
一番近くて佐原のスタバですが、車で40分くらいかかります。
テレワークが推進されて、自宅での仕事が認められるようになっても、
- 家だと子供がうるさくて集中できない
- ネット回線やデスクなど、家に十分な作業環境がない
- 家だと集中力が続かないので人の目が欲しい
- 自宅の住所に法人登記したくない
という人は多く、これまで地元に戻って仕事するという選択肢を選びにくかったはず。
東庄町民にコワーキングの需要がどれだけあるかわかりませんが、銚子・小見川・神栖を含めたらそれなりに潜在ニーズはあると思います。
まだまだ発展途上!これからの活用が楽しみ
3F作業フロア以外にも、音楽室、理科室などの部屋もありました。
いろんなコワーキングスペースを見てきましたが、こんなに広大なスペースを持った場所は見たことがありません。
スタッフの方曰く、まだどうやって活用しようか検討中とのこと。
いろいろ模索して、他にはないユニークな使い方をしてみて欲しいですね。
ワーケーションツアーできるか?
私は普段、静岡県の三島市のコワーキングスペースで仕事をしています。
みしま未来研究所
三島市では移住をサポートする企画として、「ワーケーションツアー」を行っています。
地域と繋がる静岡ワーケーションツアー in 三島
※ワーケーション = 仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を併せた造語
コワーキングで半日仕事して、半日地元の観光をして、地元の人たちと夕食を食べて宿泊する。
ここでまずは三島市での生活に興味を持ってもらい、
- 数時間だけ仕事するスペース(みしま未来研究所)
- →短期宿泊施設(三島市に短期滞在できるゲストハウスgiwa)
- →長期宿泊施設(長期滞在できる住居+コワーキング施設 三島クロケット)
をそれぞれ作り上げ、移住希望者の興味度合いによって、スムーズに移住までフォローしています。
短期宿泊・観光とどう連携するか?
東庄の場合、観光や宿泊とどう連携するか?と考えてみました。
観光だと、いちご狩りくらいなら勧められるかな。
グラウンドや体育館もあるので、球技をやるのも良いかもしれない。
近くに利根川があるので、天然うなぎ釣って食うとか。(ちょっとワイルドすぎる?)
宿泊施設はほぼ無い気がしますが、石出小学校に宿泊施設を作っても面白いかもしれません。
実際、廃校になった小学校を宿泊施設にした事例もあります。
廃校宿泊が楽しすぎ!泊まれる学校12選 ここでしかできない体験を
仕事柄、いろんなコワーキングスペースの運営者とお話しさせていただくのですが、黒字経営を続けるのは本当に難しいようです。
地域の復興につながるため市町村の助成金は出るのですが、資金支援にずっと頼りきりではいずれ破綻してしまいます。
立ち上げ当初は資金繰りが厳しいかもしれませんが、数年後には施設運営だけで黒字化できるように、陰ながら応援したいと思います。
SNSでイベントの告知も行っているので気になる方はぜひフォローしてみてください。
トゥーノーイシデショウ公式サイトはこちら