ワードプレスの「All in One WP Migration」を使ってサイト引越しをしようとしてたけど、
うっかりしてたらデータをバックアップする前にドメインが失効してしまった

この記事では、ドメインを失効してしまってサイトのデータを拾い上げたい人のために、hostファイルの書き換えによってサイトにアクセスする方法を書きます。
(macユーザー向けの編集方法になりますが、windowsでも可能です。

FTPでサーバーファイルを移転させ、データベースを移転させる方法もありますが、非常にめんどくさくてリスキーなのでhostsファイルを書き換えたしまった方が簡単です。
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サイト表示の仕組み

通常、ホームページのURLにアクセスすると、

  1. ドメインに設定されたネームサーバーを参照
  2. サーバーアクセスし
  3. サーバー内部のデータを表示する

という流れになっています。
ところが、ドメインが失効してしまうと1.の手順でネームサーバーが参照できないため、サイトを表示することができません。
そこで、hostファイルを変更することで、擬似的にネームサーバーを設定した状態を作り出すことができます。

hostファイルの場所

まず、hostファイルの場所はこちらになります。

/private/etc/hosts

macOSだとFinderにフォーカスがあった状態で【SHIFT】+【Command】+【G】を押します。
host1
すると、以下のようなウィンドウが立ち上がるので、そこに先程のhostsファイルの場所
/private/etc/
を入力します。
移動ボタンを押すことで、hostsファイルのあるフォルダが開きます。

hostファイルの編集

hostファイルを選択し、エディタで編集します。
私の場合は、Visual Studio Codeを使っているので、そちらで開きます。

変更の書き方

host2
hostファイルの一番下に、

xxx.xxx.xxx.xxx example.com
(IPアドレス ドメイン名)の順番で記載します。
hostファイルは、通常編集することのないシステムの重要なファイルですので、セーブしようとすると以下のようなダイアログが出ますが、「Retry as Sudo」をクリックして、保存を実行してください。
(スーパーユーザーの権限で、強制的に保存を実施するという意味です)

IPアドレスの調べ方

Xサーバーの場合は、
「サーバーパネル」→「サーバー情報」を参照してください。
そちらにサーバーのIPアドレスが記載されています。
参考:hostsファイルを編集して確認する方法(記事後半)

サイトにアクセス

hostファイルを編集した状態でサイトにアクセスすると、ネームサーバーを経由せずに指定のサーバーにアクセスしますので、ドメインの失効したサイトでも、サーバー内に保存されたデータを表示することができます。

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