Google Indexing APIの設定方法

Google Indexing APIは、ウェブページの公開・更新・削除を即座にGoogleに通知できる仕組みです。
通常のクローリングよりも早くインデックス登録される可能性があり、特に検索流入を早期に得たいWebメディアや新着コンテンツに有効です。

※公式には「求人情報(JobPosting)」や「ライブ配信(LiveStream)」のページ向けですが、自己責任で通常記事に使うケースも増えています。


WordPressでIndexing APIを使うには?

今回は、ワードプレスのプラグイン「RankMath Instant Indexing Plugin」使って、WordPressから直接Indexing APIに送信する手順を紹介します。


【ステップ1】Google Cloud PlatformでIndexing APIを有効化

  1. Google Cloud Console にアクセス
  2. プロジェクトを作成
  3. メニュー「APIとサービス」→「ライブラリ」→「Indexing API」を有効化

【ステップ2】サービスアカウントの作成とJSONキーの発行

  1. 「APIとサービス」→「認証情報」→「認証情報を作成」→「サービスアカウント」
  2. サービスアカウント名を入力し作成
  3. 「キー」タブから「新しい鍵」→「JSON」でダウンロード
  4. このJSONファイルを後でWordPressにアップロードします

【ステップ3】Search Consoleにサービスアカウントを登録

  1. Search Consoleで対象ドメイン(例:https://example.com)のプロパティを開く
  2. 「設定」→「ユーザーと権限」
  3. JSONファイルに記載されている client_email「オーナー権限」で追加

※「フル権限」では403エラーになることがあるため注意してください。


【ステップ4】Instant Indexingプラグインの導入

  1. WordPressのプラグイン管理画面で「新規追加」
  2. Instant Indexing」を検索
  3. インストール・有効化

【ステップ5】プラグインにGoogle JSONキーを登録

  1. WordPress左メニュー「設定」→「Instant Indexing」
  2. 「Google API Settings」タブを開く
  3. Step2で取得したJSONキーをアップロード

【ステップ6】インデックス送信テストと403エラーの解決

送信フォームからURLを入力して「Send to API」ボタンを押すと、以下のようなエラーが出ることがあります:

❌ Error 403
Permission denied. Failed to verify the URL ownership.

これは、Search Consoleでのサービスアカウントの権限が「フル」ではなく「オーナー」である必要があるためです。

解決方法

  • 「フル権限」→「オーナー権限」に切り替えて再送信すれば成功します。
  • 自分でDNS認証したドメインプロパティに対してオーナーを設定するのが確実です。

まとめ

Google Indexing APIを使えば、WordPressの記事を即時インデックスに送信できます。
ただし、「403エラー(URLの所有確認失敗)」が出た場合は、Search Console側の権限設定(オーナー)が原因である可能性が高いので、必ずチェックしましょう。

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