弊社では、落花生の販売サイトとメディアサイトを運営しているのですが、以下のようなサイト構成にしています。
ルートドメイン | aoyagi-farm.jp | ワードプレスでメディアサイト |
サブドメイン | shop.aoyagi-farm.jp | BASEでECサイト |
サブドメインにECサイトを設定する際にかなり苦戦したので、その原因と対処方法を記載します。
・ルートドメインにワードプレス
・サブドメインにECサイト(BASEやshopifyなど)
このような設定にしたい方で、「ECサイトの独自ドメインがうまく設定できない」という方は参考にしてください。
ValueDomainでCNAME設定をしたけど反映されなかった
BASEの独自ドメインの設定方法を見ると
お名前.comとムームードメインのやり方は書いてあるのですが、バリュードメインの場合は書かれていません。
「きっとやり方はそう変わらないだろう」と思い、ValueDomainのDNS設定にて
cname shop cname.thebase.in.
と記載してみました。
設定しても反映されるまで、最大72時間かかるとのこと。
すこし時間を置いてから、BASEで接続の確認をしてみましたが、
いくら待っても、
CNAMEレコードが設定されていない、またはまだCNAMEレコードの設定が反映されていません。
CNAMEレコードの設定が完了している場合は、設定が反映されるまでお待ちの上、再度こちらで登録をお願いいたします。
というメッセージが表示されて設定できませんでした。
(サブドメインとか関係ない方は、「cname.thebase.in.」の最後のドットを忘れていないかご確認ください。)
設定できない理由はネームサーバー
いろいろ調べた結果、設定がうまくいなかい理由はネームサーバーだと判明しました。
私の場合、TOPページをワードプレスにしたかったため、ネームサーバーはXサーバーに向けています。
このように、ネームサーバーがレンタルサーバーに向いている場合は、レンタルサーバー側のDNSレコード設定をする必要があります。
ドメインに関する設定は、ホストしているサービス(今回の場合はValueDomain)が最優先なのかと思っていましたが、ネームサーバーを変更すると向いているサーバーの設定が最優先になります。
私の場合は、ValueDomain側でいくらCNAMEを設定しても、ネームサーバがXサーバーに向いていたので意味がなかったんですね。
XサーバーのDNSレコードを設定する方法
サーバーパネルにログインし、ドメイン→DNSレコード設定をクリックします。
設定するドメインを選択します。
DNSレコード追加のタブをクリックし、DNSレコードを入力します。
以下の内容を入力します。
ホスト名 | 設定したいサブドメイン |
種別 | CNAME |
内容 | 以下を参照 |
優先度 | 0 |
内容については、ECサービスによって違います。
BASE | cname.thebase.in |
shopify | shops.myshopify.com |
うちの場合は、サブドメイン(shop.aoyagi-farm.jp)にBASEを設定したかったので、以下のようになりました。
設定を保存して、しばらく待ちます。
(10分くらい)
BASEで再度設定すると、このようにエラーが出なくなります。
しばらくすると、このような表示に変わります。
この状態になると、設定したサブドメインでアクセスできるようになります。
BASEやshopifyの場合、以前のアドレスにアクセスしても自動的にリダイレクトされるので、URL変更によってアクセスできなくなる事はありません。