たとえば、以下のような2つのリンク
がある時、Googleタグマネージャー使って内部リンクのクリック数をカウントしようとすると
- クリックURL
- クリックテキスト
の両方が同じなので、どちらのリンクをクリックしても同じイベントとしてカウントされてしまいます。
とはいえ、上のテキストと下のテキスト、別々でカウントしたい場面もあるかと思います。
この記事では、「同じテキスト、同じクリックURL」の場合でも、タグマネージャーで分けて計測する方法を解説します。
「お問い合わせはこちら」がサイドバーと記事下にある場合でも、分けて計測ができます
クリックIDを設定する
クリックタグのaタグの中には、id="〇〇" のようにクリックIDを設定することができます。
<a href="https://bluegoat.jp/" id="link1">
<a href="https://bluegoat.jp/" id="link2">
※クリックIDは任意の半角英数字を設定することができます。
同じテキスト、同じリンクでも、クリックIDを別々に設定しておくことで、それぞれのリンクのクリックデータに差を出すことができます。
タグマネージャーでの設定
トリガーの設定
トリガーの設定は、内部リンク計測の場合、以下のように設定します。
一般的(私の周りでは)な設定方法と同じですね。
違いがあるのは、イベントタグの設定です。
イベントタグの設定
タグの設定は、以下のように設定してください。
イベントラベルに「Click ID」を含めることで、イベントラベルにクリックIDを表示させることができます。
アナリティクスでの確認方法
アナリティクスに上がってきたデータを表示すると、このようになります。
イベントラベルにクリックIDのデータが追加されることで、どちらのリンクがクリックされたのか判別することができます。
なお、クリックIDを設定していないリンクについては、このようにイベントラベルに空欄が表示されます。